近年、投資や仮想通貨に関する情報が増えており、メディアでも投資が注目されています。
一方で投資詐欺(ポンジスキーム)も増えており、被害に遭うと多額のお金を失う危険があります。
そして、投資詐欺に遭わないためには、投資詐欺かどうか見分ける方法を知ることが重要です。
ここでは、投資詐欺の見分け方と万が一被害にあったときの対処法を解説します。
投資詐欺かどうか見分け方で大切なポイントは、まず投資は常に元本割れのリスクを伴うため、「絶対」「確実」などの言葉を使う商品は警戒したほうが良いという点です。
また、ほかの投資商品と比べて配当が不自然に高い場合、投資詐欺の可能性があります。
次に注意が必要なのは、上司や目上の方から勧められる投資話です。信頼関係を利用した詐欺に巻き込まれるリスクがあるため、慎重に検討する必要があります。
また、同じ投資話が複数の方から持ちかけられる場合も警戒しなければなりません。多くの人々を巻き込む「囲い込み詐欺」の可能性があります。
さらに、金融庁や警察などの公的機関から依頼されたとアピールしている場合も油断できません。公的機関から投資の勧誘はしないため、注意が必要です。
最後に、投資商品を購入する場合は、投資商品を提供する会社が実在しているか、金融庁に登録されているかを必ず確認しましょう。
実在しない場合や登録されていない場合は、投資詐欺です。
以上のポイントを意識しながら、投資をしましょう。
投資詐欺に遭ってしまった、投資詐欺かもしれないと不安に思った場合は、なるべく早く専門家に相談し、適切なアドバイスとサポートを受けることが大事です。
被害に遭ってから相談までに時間が経過してしまうと、詐欺師が資産を放棄したり、逃亡したりする時間を与えることになり、被害金を回収する難易度が上がります。早期の行動が、被害金回収のポイントです。
投資詐欺に関する相談は、金融庁の金融サービス利用者相談室や警察、法律事務所などの無料相談窓口を活用しましょう。
また相談する際は、可能な限り多くの証拠を用意しておくことや、状況を時系列で整理しておくことが大切です。